サークル 日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア留学フェア2025が開催されます(2025.11.8,9)@イタリア文化会館

イタリア留学フェア2025が開催されます(2025.11.8,9)@イタリア文化会館

 

 

イタリア各地から来日した大学(総合大学、工科大学、外国人大学など)、専門学校(美術・ファッション、料理など)、語学学校が個別ブースを出展する年に一度しかない貴重な留学のイベントです。

 

イタリア留学フェア2025:  2025年11月8日(土)、9日(日) 

於 イタリア文化会館

 

また 各イタリア語学校にも イタリア各地の語学学校からスタッフの皆様がいらしてセミナー等を開いてくださいます🍷📚

ぜひいらしてみてくださいね😊

イタリア留学&旅行セミナー 2025秋 <br>ウンブリア美味しいもの巡り

イタリア探索セミナー東京 イタリア語教室

参加校は こちら

 

セミナースケジュールは こちら

 

関連イベントは こちら

 

イタリア留学フェア2025 は こちら

 

20年近くイタリア語続けているうちに...対象年齢外(?)になってしまいました~😞

 

毎年連続で熱心に参加して ブース担当の知り合いに会ったり イタリアからのなつかしい人に再会したり 2015年はサルデーニャ語学学校のブースを担当したりと...思い出がありすぎて~💕

 

 

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「教皇選挙(Conclave)」を見ました@アマゾンプライム

教皇選挙(Conclave)」を見ました@アマゾンプライム

 

 

いや~面白かった~「教皇選挙」🎥

 

この映画の上映期間中の2025年4月21日に 教皇フランシスコが亡くなり 実際に教皇選挙(Conclae)が行われて アメリカ人の初の教皇 レオ14世が誕生したのですよね~

 

「新ローマ教皇レオ14世、コンクラーベ直前に映画『教皇選挙』鑑賞していた(2025.5.9)」は こちら

 

映画はネタバレになるので書きませんが 最後まで誰が選ばれるのだろうとドキドキしながら観ていました

コンクラーベのやり方も知っていたのでよくわかりました 

ヴェネツィアの保守派の枢機卿テデスコが いかにも破天荒なイタリア人って感じで(笑)

 

アフリカ初の教皇誕生かと思いきや...以外にもスキャンダルが...

ローレンス枢機卿は とうとう亡き教皇の部屋に忍び込み 秘密の書類を...

そしてとうとう決まったのが... なんと😲

 

街で爆破事件が起きていると聞かされても 教皇選挙に影響するからと詳しく聞かずにいたら 投票直後にとんでもない事件が...💣

 

今のこの時代に 外部からの情報をシャットアウトして隔離された中で選挙を行うなんて...もう無理ではないかと思うのですね~😞

 

そして シスター・アグネスを演じているのはなんと イザベラ・ロッセリーニ 

イングリッド・バーグマンの娘なのですね~そっくりですね~😲

 

 イザベラ・ロッセリーニ

 

それと 「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」 (アマゾンプライム)の中での教皇選挙のシーンの中で 選挙中の枢機卿の食べる鶏の丸焼きの中に秘密の手紙を偲ばせて 誰々に票を入れろ!と アレクサンドル6世(チェーザレの父)が指示していたというシーンが印象的で  映画を観ていてついつい思い出してしまいました🎥

 

教皇選挙(Conclave)映画は こちら

 

さてさて日本の首相選びも 国民が投票できない閉じられた中での選挙ですね~ 

 

 

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「第29回板橋きりえ展」に行ってきました(2025.9.30~10.5)@成増アートギャラリー

「第29回板橋きりえ展」に行ってきました(2025.9.30~10.5)@成増アートギャラリー

 

 

小雨の中 恒例の板橋きりえ展に行ってきました🖼

 

今年の作品の中で 声に出して驚いてしまったのは 青い剪画です グラデーションを出すための工夫を伺ってきました

 

 

 

絵画のようにとても美しい... 触れてもよいとのことで触れてみると 手触りが心地よく 手作りの芸術に触れて心が震えるようでした💕

 

 蒔絵風切り絵 金の風合いが違う

 

生徒の皆さんもとても腕を上げられて また松本零士先生の描くミーくんのような可愛い仔猫の切り絵もあって かわいぃ~🐈

 

 仔猫の剪画

 

メンバーの高齢化に伴い 展覧会は今年で最後とのこと

15年間 本当にお疲れ様でした!! 

思えば師匠にくっついて 切り絵の体験をしたり 日本剪画協会の剪画展の初日に行って 会長の受賞作品へのコメントを 生徒でもないのに最前列で頷きながら聞いたり(笑)

思い出がたくさんあります

 

  写真かと思うような梟🦉 左右に動かすと眼が動くのです!! 実際に見てみてください😲

 

 

これからはメンバーの皆様の集いの場として 創作の場として 板橋きりえの会が続いてくれることを祈ります💐

 

 

第29回板橋きりえ展(2025.9.30~10.5)のお知らせは こちら

 

 

gooブログ終了にあたってのご挨拶(2025.9.30)@サークル日伊文化交流会


gooブログ終了にあたってのご挨拶(2025.9.30)@サークル日伊文化交流会
 
 
この「サークル 日伊文化交流会」のブログを gooブログで始めたのは 2011年02月24日 
自分にとってはまったく初めてのブログ運営でした
     
それから約14年6か月  投稿記事は 下書き含めて2,400本越え
アクセス数は トータル閲覧数335万越え トータル訪問数 145万越えとなりました
 
2025年11月18日をもってgooブログ終了 投稿も9月末で終了とのことで ご挨拶させていただきます
 
 
本当は 自分がいなくなっても このブログはアーカイブとして残しておきたかった...  それくらい大切でした 
 
検索で記事を読んでくださる方が多いので ずっとそう思っておりました
 
自分が2006年2月にイタリア語を始め すぐにこのサークルを始めてからずっと 色々な分野で記事を書いてきて 人生の集大成でもあり また すぐに過去の記録を見られる便利なツールでもありました
 
これからは はてなブログの方で引き続きどうぞよろしくお願い致します
 
また リンク先がgooブログのままとなっている箇所が多いと思います 申し訳ありません 日々訂正し続けていますが あまりに多すぎてすべては変更しきれません...   
 
それでは またお会いしましょう!!
 
サークル 日伊文化交流会 gruppo scambi culturali italia-giappone
 
 
サークル 日伊文化交流会 会長
figlia del sole 
 
写真:    ヴァチカン美術館のらせん階段(2008年10月)
人生は らせん階段のようなもの...
 
gooブログが消滅すると読めなくなるため はてなブログにも掲載させていただきました
 
 

第4回「日伊ことばの架け橋賞」は村上春樹さんの最新長編作「街とその不確かな壁(La città e le sue mura incerte)」(新潮社・エイナウディ出版)とその翻訳者アントニエッタ・パストーレさんに決まりました

第4回「日伊ことばの架け橋賞」は村上春樹さんの最新長編作「街とその不確かな壁(La città e le sue mura incerte)」(新潮社・エイナウディ出版)とその翻訳者アントニエッタ・パストーレさんに決まりました
 
イタリアで出版された優れた日本文学の著者と翻訳者に贈られる「第4回日伊ことばの架け橋賞( Il Premio “Tōkyō-Roma. Parole in Transito”)」は、村上春樹さんの最新長編作「街とその不確かな壁 (La città e le sue mura incerte) 」(新潮社・エイナウディ出版)とその翻訳者アントニエッタ・パストーレ(Antonietta PASTORE)さんに決まりました。

賞は、ローマを拠点に日本とイタリアの相互理解を促進する官民のNPO伊日財団(La Fondazione Italia Giappone)」が2022年に創設。
日本の現代文学をイタリアに広めるため、著者だけでなく翻訳者も顕彰するのが特徴です。
 
これまで授賞式はローマで行われてきましたが、今回は大阪・関西万博開催中のため、初めて日本で開かれます
 
 
 
 Il Premio Letterario TŌKYŌ-ROMA. PAROLE IN TRANSITO (伊日財団会長の言葉)は こちら
 
開催のお知らせは こちら
 
表彰式の抽選に当たるとよいけど...😊
10/6  読売新聞 イタリア文化会館 ともに抽選外れました~!

シエナのセミナー『“Un weekend a Siena” ~シエナで楽しい週末を♪~』に参加しました(2025.9.20@高円寺ピアッツァイタリア

シエナセミナー『“Un weekend a Siena” ~シエナで楽しい週末を♪~』に参加しました(2025.9.20@高円寺ピアッツァイタリア
 
高円寺のピアッツァイタリアに行くのも アニメがテーマのプライベートレッスン以来で懐かしいですね💕
 
紹介文:
シエナはイタリアで最も有名な中世の街並みが残る都市のひとつです。
トスカーナ州の中心部に位置し、「パリオ(中世の衣装で行われる、地区対抗競馬レース)」で知られるこの街は、城壁の中に長い歴史や芸術、何世紀にもわたる伝統を大切に守り続けています。

今回のセミナーでは、シエナの歴史的中心地や周辺の小さな村々をめぐる2日間の行程をご案内します。
シエナではカンポ広場、市庁舎、ドゥオーモについて学習し、その後、サン・ジミニャーノモンテプルチアーノといった近隣の中世の町もご紹介します。
美しい景観を楽しむだけでなく、キャンティ地方の郷土料理やワインについても知識を深められる内容です。
ぜひシエナ出身のリサさんと一緒に、街の歴史や見所について学びましょう♪

 
   *     *     *
 
まずはシエナへのアクセスから...🚅🚌 
treno regionale またはfrecciarossa  またはautobus (flixbus)  pollicinoという市内を走るミニバスもあります
街を拡大するため(allargare)にmura(城壁)が作られて torre(塔)が建てられました
 

 piazza del Campo
 
貝殻(conchilia)の形をしていて マンジャの塔(Torre del Mangia)が正面に建っています
中世に川の水を引いたFonte Gaia(ガイアの泉)があります
 
パリオ(Palio)について... 
 
毎年7/2と8/16に行われ 17コントラーダ(contrada)が競い合います 17のうち10地区が出場し 残りの7地区は次はくじ引きですね😲
12~13世紀に 農民たちがcorsa di bestiame(家畜のレース)をしたのが由来とのこと
パリオの馬はsella(鞍)がないので fatino(騎手)もそれは大変ですね🐎
旗(fazzoletto)を振るのは男性のみ 絹(seta)の旗で練習も大変で栄誉な役ですね
カンポ広場にある il Bargelloというbar 等がおすすめとのこと🍷
 
プッブリコ宮殿(Palazzo Pubblico) e il Museo Civico(シエナ市立美術館)
カンポ広場にある市庁舎と美術館です
Sala di Risorgimento (イタリア統一の広場)にある絵画をご紹介いただきました
Ambrogio Lofenzetti(1338)のEffetti del Buon Governo in città 
 
Simone Martini (1330) の Giudi riccio da Fogliano all'assedio di Mortemassi また Maestà (1315-21) 等をご紹介いただきました
 
マンジャの塔(La Torre del Mangia)  たくさんの階段を上って 塔の上から眺めるパノラマの美しいこと💕
 
シエナ大聖堂(il Duomo) は まるで大きな教会のようです⛪
パリオと選挙の時は 二人がかりで一日中鐘を鳴らすそうです! 
ヨーロッパ最大のアーチ(arco) これは門(porta)の役割をしており ペストの流行の時に作られました 
白黒(実は緑)の大理石(marmo)に 金を使ったフレスコ画が素晴らしいですね 床はモザイクで普段は歩けません
 
教皇の顔の彫刻 そして天井(soffitto)は金と青の星がちりばめられて(stellare)います パリオで優勝したコントラーダが中に入ってお祝いをするそうです🏳‍🌈 
サン・ジョバンニ広場(Piazza San Giovanni)
天国の門(la porta del cielo) そしてギリシャ時代のクリプタ(cripta)等...
 
この大階段(scalinata)の十字架のところで悪魔と出会った聖カテリーナ(Santa Caterina da Siena)は 階段から転げ落ちて歯が折れてしまいました
彼女は死後 ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に埋葬され 頭部だけ切り離されてシエナ聖ドミニコ大聖堂に安置されているそうですが 歯がその時のまま欠けているとのこと😲
 
La Scalinata di piazza San Giovanni は こちら

  サンジョバンニ広場の大階段 

 
またその前にあるmuseoは 1200年まで病院だったとのこと サンティアゴ・デル・コンポステーラからシエナに巡礼者がたくさん訪れたそうです 
 
       *     *     *
 
次は食べ物です...
 
 "Il Magnifico" というil Paniicio(パン屋さん)を紹介してくださいました
 
ricciarelliは 杏仁豆腐みたいだそうです🍨

 ricciarelli

 
Panforte はとても強い味で Panpepatoは胡椒の練り込んである辛いdolceです (ピアッツァイタリアで マルタ先生手作りのをいただいたことが懐かしい思い出です)
 
Pancosanti は 秋に食べる聖人のパンですね 

  Pancosanti

 
frittelle は カーニバルのお菓子
 
Piciは 太くて短いうどんみたいなパスタです🍝 l'aglione(大きなにんにく)を使ったトマトソース あるいは ラグーソースでいただきます
ragù di cinghiale (いのしし) o di cinta (シエナの黒豚) 
 
ワイン(vini tipici)はなんといっても赤で キャンティ(Chianti) ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino) そしてカントゥッチ(cantuccini) を浸して(inzuppati)食べるヴィンサント(vin santo) が有名ですね🍷
 
   *     *     *
 
2日目の行程は 近くの街です:
 
 

 San Gimignano
 
via San Giovanni は 中世の道です 
皮製品(pelletterie)がおすすめ 
チステルナ広場(Piazza del Cisterna)は1237年に造られた井戸がある広場です (チステルナは貯水槽という意味)
 
ここのDondoliというジェラート屋さんは 今まで2回  世界ジェラート大会で優勝した人気のお店です🍦
サンジミニャーノは塔が多く シエナといった街ですね
 
ローマ教皇ピウス二世の命によってルネッサンス期に生まれ変わった「理想郷」という数奇な歴史を持つ小さな街です
8月末にチーズ祭り「Fiera del Cacio」が開催されます
 
小高い丘の上に浮かぶ中世の城塞のとても小さな街で 塔のある壁に囲まれています とても人口が少ないです😲 夏には中世のお祭り(festa medievale)が開かれます 

  Monteriggioni
 
 
 
vetraio(ガラス吹き職人)の実演が見られるそうです
cipresso(糸杉)の木が見える 小さなborgo(村)ですね
 
ほんとに丘の上の小さな街という感じですね~
 
もうじきイタリアに出発する方も参加してらして 熱心にお話していました🛫 セミナーが役立つといいですね😊
 
『“Un weekend a Siena” ~シエナで楽しい週末を♪~』のお知らせは こちら
 
ステキなセミナーを開催してくださいましたピアッツァイタリア様に心よりお礼申し上げます
 
 

第33回世界の書棚から「7才から77才まで読まれるバンド・デシネ その秘密とは?」に行ってきました(2025.9.21)@板橋区立中央図書館

第33回世界の書棚から「7才から77才まで読まれるバンド・デシネ その秘密とは?」に行ってきました(2025.9.21)@板橋区立中央図書館



フランス人のマンガ翻訳家・メゾンリブレ合同会社社長Desbief Thibaud(デビエフ・ティボー)氏の バンド・デシネ (bande dessinée)の講演を聞きに板橋区立中央図書館に行きました 
日本の漫画の翻訳を多く手がけてらして コナン Monster マスターキートンも訳された方です😲
 
【バッドアス(BADASS)展 】も同時開催されていました
フランスで人気を博す現代のバンド・デシネの中から 個性的で魅力的なヒロインたちを紹介するものです 
男の子は男子のヒーローに 女の子は男のヒーローに憧れ 女の子のヒーローは少ない中でのヒロイン紹介が丁寧にされていて興味深かったです😊
 

 板橋・ボローニャ友好都市20周年記念💐
 
この日の外国語おはなし会(2時~)は なんとクメール語😲 こちらも聴きました~♪
 
講師の先生が2021年に開かれた メゾン・プティ・ルナールというバンド・デシネ専門店の中のバンド・デシネは こちら
 
   *     *       *

フランスでは 子供たちは絵本の次に自然とバンド・デシネ(BD)を読むようになるとのこと
BDは日本のマンガ アメコミと並んで世界三大コミック産業のひとつですね
タイトルの「7才から77才まで」というフレーズは 年齢に関係なく という意味でよく使われるそうです
はじめての人のためのBD徹底ガイド」(玄光舎/2013年発行・現在絶版)が一番わかりやすいムック本です 
 
タンタンの冒険(Les Aventures de Tintin)」シリーズは1929年から連載が始まったフランスでも有名なBDですが なんと1923年から日本でも「正チャンの冒険」という似たようなマンガが偶然発表されていたとのこと
 

 タンタンシリーズ フランスで有名
 
「Le journal de Spirou」は今も雑誌連載が続き いろんな作者が描いていてフランス語圏で人気とのこと
Le Petit Spirouは映画化もされました🎥
 
Le Loupen Slip(パンツをはいたオオカミ)」は 子供向けでありながら哲学的・社会的な問いを含む作品です 絵が面白かった!
 
この作者であるLupano Wilfridの前作が Les Vieux Fourneaux (古ぼけたかまど)」で 主人公は3人のシニア 社会派コメディです こういうのが受けるフランス社会の奥深さを感じます
 
Les Triplés(みつごちゃん)」(Nicole Lambert作)は 子どもから見た大人社会の風刺です 可愛い三つ子ちゃんときれいなママ アニメ化されました
 
Les Cahiers d'Esther(エステルのノート)」は 作者Riad Sattoufの娘さんがモデルで 娘さんが10 才から18才になるまで続けて描かれていました 
この作者による「L'Arabe du futur(未来のアラブ人)」は 自伝的BDで アラブ社会と家族の葛藤がテーマで リビア シリア フランスでの体験が描かれています
 
そして 展示にもあった 女性が主人公の「BADASS(バッドアス)」 これは 強くて自由で方にハマらない女性キャラのことで  ここ10~15年 そんなヒロインに人気が出てきているそうです
 
また シリアスなコミックもあります Histoire de Jérusalem U-9   Révolution  La Bombe 等 歴史 戦争 革命 古代文明等がテーマとのこと 
マンガは教育 記録 批評の手段とされているのですね
フランスのマンガは マイノリティーや庶民の視点を描いています
 
中でも驚いたのは 歴史の多層性 フランスのマドレーヌ・リフォー(Madeleine Riffaud)という実在のレジスタンス活動家(2024年に100才で没)を描いた Madaleine, résistanteは 2022年にアングレーム国際漫画祭 (Festival international de la bande dessinée d'Angoulême )脚本賞を受賞したとのことでベストセラーです 

 BD

 
映画化されたBDには Snowpiercer      Tintin (スピルバーグ監督)  Ducoba    Boule & Bill    Natacha  Seuls 等があります🎥
 
 
しかしフランスでは日本のマンガが半分を占めており(やっぱり!)   
ワンピース等は絶大な人気を誇っています (イタリアでも)  
デジタルコミックは日本ほど読まれていないそうで マーケットは6,800万部 スマホに押されて本離れが進んでいるそうです
 
フランスの親は子供が読書をしていると安心します😊 ゲームだと依存症になるし... フランスは6週間ごとに長い休みがあり 夏休みも2か月もあり...😲 なので 大型書店FNAC等では いくらでも無料で立ち読みOKとのこと😲 
 

バッドアス(BADASS)

 
日本で知られているBD作家には Mœbius(メビウス)がいます 
彼の作品は大友克洋 宮崎駿 谷口ジロー等に直接的な影響を与えました 
 
他にはEnki Bilal(エンキ・ビラル/1951-)  Nicolas de Crécy  (ニコラ・ド・クレシー/1966-)  Mathieu Bablet(マチュー・バブレ/1987-)という若手等が 日本のマンガから影響を受けたそうです
 
日本でも 寺田亨(トオル)  そして谷口ジローのアシスタントだった高橋光と言うBD作家がいます 
 
フランスの作家がマンガを 日本の作家がBDを描くという時代なのですね😲 
 
そしてそして... キャプテンハーロック(Capitaine Albator)のリメイクをフランスのジェロームアルキエ(JEROME ALQUIE)というBD作家が描かれている写真を見せていただき ビビッときました~💕 
Saint Seiya(聖闘士星矢)  Goldrake(グレンダイザー)も手がけてらして もう ドハマり~💕
 

 バッドアス(BADASS)
 
20年くらい前は フランスではBDしかなかったそうですが...今はこうして漫画を描くフランス人作家が出てきているのですね! フランスの新聞の一面に日本のマンガの紹介記事があるなんて😲
 
Les Ignorants(ワイン知らず・マンガ知らず)」(エテ・キエヌ・ダヴォドー)は ワインを そして漫画を愛するフランス人を主人公にした漫画です 
 
また だれも教えてくれなかったエネルギー問題と気候変動の本当の話(Le monde sans fin, miracle énergétique et dérive climatique) La Bombe (原爆)」これらもミリオンセラーで 暗い話にもかかわらず読まれているとのこと これを読むと環境問題への見方ががらっと変わるそうです
 
紹介記事は こちら
 

 バッドアス(BADASS)

 
続く質疑応答では なぜフランスは娯楽以上のマンガが求められる社会なのか? (日本のマンガは娯楽 エンタメである)
また  日本のマンガは娯楽ゆえの課題があるが フランスのBDの課題は?等の質問がなされました
 
フランスで日本のマンガが成功した理由は フランスの出版社が 少年少女向けの作品をまったく作らなかった時期があり その穴場にちょうど日本のマンガが入ってきたのだということです😲
(イタリアに日本のアニメが入ってきたのも同じですね)

 バッドアス(BADASS)のヒロイン

 
そして私も質問させていただきました:
 
「自分も今日ここに来ている人たちと同じ アニメ・マンガの長年のファンです(漫画の編集者もいらしていた)
イタリア語を学び イタリア人のアニメファンの友人がたくさんいて とても楽しいです💕 
1970年後半からイタリア そしてフランスでも日本のアニメが放映され それを見て育った子供たちが 40~50代となり「Generazione Goldrake(グレンダイザー世代)」と呼ばれるようになりました 
 
今日のセミナーでは ハーロック聖闘士星矢 グレンダイザー等の日本のアニメをリメイクされたバンド・デシネ作家をご紹介いただきましたが 日本のアニメもバンド・デシネに影響を与えているのでしょうか?
 
それに対して:  自分もまさにそのグレンダイザー世代であり 日本のアニメを観て育ったのです 当時はAKIRA」しかフランス語訳が出ておらず 日本のマンガを読むには日本語を学ぶしかなかった それで日本語を学び日本に来たのです と😲
 
なんと 同じルーツを持つ同士だったのですね~ 嬉しかった💕

 バッドアス(BADASS)

 
もうひとつ オノマトペ(onomatopee)をどう訳しているのか 辞書でもあるのか?と質問しました:
 
オノマトペはいつも苦労して訳しており 辞書があれば自分がすぐにほしいくらいです(笑) あまりオノマトペまでは読んでくれず無視されるのですが わかりやすく 情報を伝えることを優先していますが 限界があるとのこと (歩く音でも泥の地面か床か砂利道かなどで音も違うが 同じように訳す等)
 
この講師の方が主催される『フランス発のマンガの祭典「東京バンド・デシネ・フェスティバル(Tokyo BD Festival)」が開催されます(2025.11.1,2)@東京国際フランス学園 』のお知らせは こちら
 
次は ミャンマーです
 
 
ほんとに行ってよかったです💕